最高に破天荒なロックスターのはなし
最終少女ひかさの解散前関西ラストライブを観た。
なんというべきか。
いやあ、痛快だった。
初見の人が多そうだったけど、皆見入ってて。
彼等はありがとうありがとうと言い続けてて。
あとね、あっちこっち動きすぎててさ。
あー。PAさん嫌だろうなア、ここはライブハウスじゃないぞ!って心配になりつつ、
それでもお客さんの心掴んで颯爽と帰ってった彼等にはアッパレ。
初めて彼らをみるお客さんも沢山いただろうけど、ボーカルもギターも客席降りて全力だった。
ボーカルに関してはお客さん座ってるベンチの中通路まで降りてって闊歩してた。おそらくひかさを見にきたんじゃなさそうなお客さんにも絡んでた。
ああどうか。トラウマになりませんように。笑
彼等いい人たちなんです本当は。笑
ああいうバンドを「歌が上手い」とか「技術がどうだ」とかで分類するのが間違ってるとは言わないけど、きっとそういうハナシじゃない気もする。
溢れる人間臭さとか嘘がつけない彼等らしさとか。なんかそこらへんが彼等のいいとこなんじゃないだろうか。
ライブバンドと呼ばれる人たちは沢山いるけど、その中でも本当の意味で「ライブじゃないといけない」のが彼らだったなあとしみじみ考える。
「アングラ」と言われがちな小屋が似合う彼等だけど、
クソ暑い初夏の野外音楽堂もなかなか似合ってたぞ。
そうか、カッコイイバンドはどんな会場も自分たちのステージにするんだな。また一つなにかが分かった。気がする。
周りは「解散なんて勿体無い」と声を揃えて言うし、私も心からそう思う。
でも真剣にやったからこその、自分たちのための解散なんだろう。
嘘、つけなさそうだし。
でも多分メンバーさんたちは「音楽がないと駄目」な方の人たちばっかりだろうし、
どうかどんな形でも音楽を続けていけますように。
こんなに素敵なバンドがいたこと、1人でも多くの人がずっと覚えていられますように。
ふとした時たまに思い出して聴きたくなるような、ずっと誰かの中で生き続けるような、そんなバンドになれますように。
http://kansai.pia.co.jp/interview/music/2017-05/saishushojohikasa-saigonogeejyutsu.html
↑めっちゃ面白いから見てほしいな。
あーーーでもやっぱりローリングロンリーレビュー 聴きたかったな。本音では。
メンバーの今後に期待。
2017.6.5