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つらつらと身勝手にいきます

令和三年

 

毎年年末年始に放送される、昨年正月の再放送。

様々なことが当たり前だった今までの正月を回想したとき、改めて異常な2020年を思い知る。

 

芸能人格付けチェックでそっくりさんに認定され地べたに座らされ、さらに豚肉と牛肉を間違えてしまい画面からも消された志村けんが、一年後には本当にこの世に居ないなんて。

 

コロナ禍を俯瞰し、"人間は少しばかり走りすぎたんだ。長い地球の歴史の中で見るとそういう時期だったんだ " というような話を聞いた。

わかる。そう咀嚼するしかないんだとおもう。

けれど、それはそれは愛する人をコロナで亡くした人にも"地球の長い歴史の中でのさだめです "なんて言えるのだろうか。

 

私が愛する人をコロナで亡くしたら…

目がなくなるまで泣いて、ノーマスクで飲み屋にいる人達全員に当たり散らすかもしれない。

自分が死んだら…どうだろう。誰かがそうしてくれると、すこしだけ報われるかもしれない。

 

どれだけ相手に寄り添おうとしても、結局自分が身をもって体感したことでない限り心の底からは絶対に分かり合えないようになってる。

 

いつも楽しみに聴いているABCラジオ『よなよな…水曜日』パーソナリティの近藤夏子さんがコロナに感染して本当に辛かった日々をラジオで語っていた。

酸素濃度の少しの変化で一喜一憂し泣きそうになったこと、飼ってる犬の匂いがわからなくなってどうしようもなく悲しくなったこと、陰性判定されて仕事復帰してもまだ人にうつさないかという不安と味覚症状が続いていること…

感染した本人にしかわからない心のつらさ、体のしんどさ、葛藤、ひしひしと伝わって泣きそうになってしまった。

 

人のつらさなんて結局わからないんじゃないかと思っていたけど、できるだけわかりたいと欲張りな自分は思ってほかない。

(わかりたいというのは、して欲しいことの裏返しでもある)

 

気持ちの上で悲観的にはなりすぎず、いやに俯瞰もせず、カオスな世界でも好きな人たちを守って守られてしぶとく生きたいと思う2021年のはじまり

 

 

かぞえ28歳は数字上立派な大人か

そりゃみんな結婚とかするよな